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家具・住空間・キャンプ・アウトドア・旅

これはすごい。室内のどこから熱が逃げているのかチェックできる 非接触レーザー温度計 (赤外線放射温度計)

今日は温度計の話です。

1年ほど前の話なのですが、
NHKのとある番組で、海外からオフィスビル省エネ化のプロフェッショナルが来日した時の密着取材を放映してました。

その方が手にしていたのが非接触温度計。
省エネ化の打診があったビルに入るやいなや、壁のあちこちに非接触温度計を照射し
どこから熱が逃げてるかチェックしてました。

これは使える!  欲しい!

追記↓2018年現在はこれがおすすめ。

でも非接触温度計って….なんだかプロの機械っぽくてきっと高いんだろうと….

全くもって調べてもいなかったのですが…

Amazonで温度計と調べるとなんと非接触が1位になってるじゃありませんか….

送料込みでも2399円です。ちゃんと測れなくても全く文句も言えない価格です。

暖房つけても、なかなか部屋があったまらない場合は確実に熱が逃げてる。

床、壁、ガラス、天井

どの部分の温度が低いか相対的に分かれば効率的な対策ができそうです。

トリガーを握ると放射するところにレーザーポインターで示してくれるため

どこの温度を計るっているのか分かりやすいです。

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早速 温度計の近くの壁を計って見ました。

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室温22.4度に対してそれ付近の壁の温度が22.6度です。

計っているもの対象が違うのですが、そこまでずれてなさそうです。

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右下の0.95という数字。

これが計る対象の放射率を示しています。

放射率に関しては色々あるんですがついていきたマニュアルによると

紙 0.95

鉄(酸化面) 0.7

プラスチック 0.95

アルミニウム 0.3

アスファルト 0.95

レンガ 0.9

暖かい食べ物 0.93

凍った食べ物 0.9

それ以外を調べたところ、

水 0.96

ゴム 0.94

陶器 0.86

木材 0.98

布 0.95

皮膚 0.99

などなど色々出てきます。

ここにまとめてありました。

放射率表

その物質名 + 放射率とgoogleで入力すると

いろんな値が出てくるのでこの表に載っていないものは検索して見てください。

右のEMSというボタンを押して上下で自由に値を設定できます。

 アルミニウムを気をつければだいたいの温度を見たい場合

デフォルトの0.95で良いのかもしれません。

この辺は専門家ではないので厳密に計測されたい方は調べられることお勧めします。

皮膚の0.99にして手の甲を計ったところ34度ぐらいでした。

これは体温計で手を計った値と同じぐらいなので

いい線いってると思います。

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対象物との距離は

30cmの距離で38mmの円

90cmの距離で75mmの円

150cmの距離で132mmの円 の温度を計れるため

対象物をピンポイントで計ろうとすると30cmぐらいで当てたほうがいいです。

沸騰したお湯 計って見ました。

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99.6度 EMSを水の0.96にしても、沸騰した水の表面が気化した気体+波打っているので 99.6-103度ぐらいを行ったりきたりです。

例えば料理をするときによく使うフライパン。 一部が焦げたり 焦げなかったり

一体どの部分の温度が高くなるのかわかりにくい。

これなら温度分布を的確にわかると思います。

室内を計って見ました。

室温22.5度場合

壁 25.7度

天井 23.2度

ゆか 22.0度 (カーペット)

ガラス窓 18.0度

ガラス窓アルミサッシ 17.0度

アルミサッシなのでアルミの値0.3を入れたのですが温度がマイナスにになってしまいました。デフォルトの0.95のままで計測して見ました。 ここはなかなか難しい。

すごい。これだけでどこから熱が逃げてるか一目瞭然です。

ガラス窓よりサッシの方が温度が低いの発見です。

アルミサッシの方が触ると冷たいので、1度低いのはサッシ。

これはカーテン系で防ぐしかなさそうです。

多分これを使えば

「なんでうちは暖房つけてるのに寒いの?」

が解明できます。

例えば機械の温度やお風呂の温度、油の温度、熱くて計れなかったもの

なんでもござれ。

厳密に計るには専門的な知識が必要ですが、ざっくりとなら全く問題ないと思います。

電池も単4 2本で駆動します。

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照射箇所はレーザーのポインターと遠赤外線を放射する部分が見えます。

そこまでレーザーは強くないと思いますが、目には向けないでください。

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非接触温度計がこんな値段で買えるとは….

子供の自由研究にも使えるかもです。

とにかく新しい発見があって面白い。

部屋が十分あたたまっているときに 押入れを開けて温度を計ると2度ほど低かったり、感覚的に温度差が頭に入って来ます。そうすると押入れのドアを閉めとけばこの体積分の空気を温めなくていいとか直感的な省エネに繋がります。

家の状況を把握するということは新発見の感覚でした。

あと中古物件購入の際も大活躍するかもです。

いろんな面の温度を測って見て極端に温度が低い壁は断熱材が入ってない可能性があります。欠陥住宅対策にもなるんじゃないでしょうか。

面白いです。

今年の冬対策はこれを使って自宅の省エネ化計れるのではないでしょうか?

是非ご参考ください。

 amazonのedter’s choiceです。

 

追記)こんなの出ましたね。

www.gizmodo.jp